事業者が行政サービスをオンラインで利用する機会は年々増えています。その際に必要となるのが GビズID です。
GビズIDとは、法人や個人事業主が国の行政サービスをインターネット上で利用するための共通アカウントです。
従来は、行政サービスごとに異なるIDやパスワードを取得する必要がありましたが、GビズIDを取得することで、1つのIDで複数の行政サービスにログインできるようになります。
例えば、補助金の電子申請などで利用されている
jGrants
もGビズIDでログインします。
たとえるなら、GビズIDは「行政サービスの共通入館証」のようなものです。
この入館証を持っていれば、さまざまな行政サービスの窓口にアクセスできるようになります。
1 GビズIDの概要
GビズIDは、デジタル化を進める日本政府が整備した事業者向けの認証システムです。
法人や個人事業主がオンラインで行政手続きを行う際の本人確認を行う役割があります。
GビズIDには、次の3種類があります。
GビズIDプライム
法人代表者または個人事業主が取得する正式なアカウントです。
補助金申請など多くの行政手続きを利用する場合は、このプライムアカウントが必要になります。
GビズIDメンバー
プライムアカウントを取得した後に、従業員などに発行できるサブアカウントです。
担当者ごとに権限を設定できるため、企業内で手続きを分担することができます。
GビズIDエントリー
オンラインで簡単に取得できる簡易アカウントです。
ただし利用できる行政サービスが限られているため、補助金申請などを予定している場合はプライムの取得をおすすめします。
現在、補助金申請や行政手続きの電子化が進んでいることから、多くの事業者がGビズIDプライムを取得しています。
2 GビズIDの取得方法
GビズIDの取得は、オンライン申請と郵送手続きで行います。
一般的な取得の流れは次のとおりです。
① GビズIDの公式サイトから申請情報を入力
② 申請書を印刷
③ 印鑑証明書を添付
④ 郵送で提出
⑤ 審査後、IDが発行される
通常、申請から発行までには1〜2週間程度かかります。
また、マイナンバーカードを利用した電子認証を行うことで、郵送手続きを省略できる場合もあります。
補助金の公募が始まるとGビズIDの申請が増えるため、発行まで時間がかかることがあります。そのため、行政手続きを予定している場合は早めに取得しておくことが重要です。
3 GビズID取得後のメリット
GビズIDを取得することで、事業者はさまざまな行政サービスをオンラインで利用できるようになります。
まず大きなメリットとして、補助金申請を電子申請で行えることが挙げられます。
補助金の多くは電子申請システムでの提出が必要となっており、GビズIDがなければ申請ができない場合もあります。
また、GビズIDを利用することで、行政手続きの効率化にもつながります。
従来は書類を作成して郵送や窓口で提出する必要がありましたが、オンラインで手続きを行うことで時間や手間を大きく削減できます。
さらに、企業内でメンバーアカウントを作成することで、担当者ごとに権限を設定しながら行政手続きを進めることも可能になります。
今後は行政手続きの電子化がさらに進むと考えられるため、GビズIDは事業者にとって重要なインフラの一つとなるでしょう。
まとめ
GビズIDは、事業者が行政サービスをオンラインで利用するための共通アカウントです。
補助金申請や各種行政手続きの電子化により、その重要性は年々高まっています。
これから行政手続きを行う予定がある事業者の方は、早めにGビズIDを取得しておくことで、スムーズに制度を活用できるようになります。
行政書士としても、GビズIDの取得や補助金申請などの手続きについてサポートを行っています。
行政手続きでお困りの際は、お気軽にご相談ください。