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質問
日本版DBSの対象従事者の範囲は?対象となる考え方を教えてください。
回答
日本版DBSで対象となるのは、こどもに対して支配性・閉鎖性・継続性を伴う関わり方をする業務に従事する人です。
ガイドラインの考え方では、単に「職員だから対象」ではなく、こどもとの関係の質で判断します。
具体的には、
- 支配性 … 指導・評価・監督などで、こどもより優位な立場にある
- 閉鎖性 … 親や第三者の目が届きにくい場面がある
- 継続性 … 単発ではなく、反復・継続して関わる
こうした要素がある業務に就く人が、対象従事者になりやすいという考え方です。
解説
こどもに対して教育・保育等を行う現場は、従事者がこどもに対して支配的・優越的立場に立ちやすく、継続的に密接な人間関係を持ち、親などの監視がない状況の下で関わることがあるため、特別に注意が必要だと整理されています。
この考え方を分かりやすくすると、対象従事者を判断する基準は次の3つです。
1.支配性があるか
学校の教員、塾講師、習い事の指導者、放課後等デイサービスの支援員などは、こどもに教えたり指示したり評価したりする立場にあります。
このように、こどもが従う側になりやすい関係は、制度上とくに注意される関係です。
つまり、業務の中に「教える」「指導する」「預かる」「見守る」が入っているなら、対象になりやすいと考えるべきです。
2.閉鎖性があるか
こどもと関わる場面の中には、親や他の職員の目が届きにくい場面があります。
たとえば、個別指導、送迎、別室対応、面談、介助、少人数指導などです。
このように、外から見えにくい環境があると、リスクは高くなります。
そのため、単に子どもと接するだけでなく、閉じた空間や見えにくい状況で接するかも重要な判断材料になります。
3.継続性があるか
日本版DBSは、こどもと一度だけ接する人よりも、継続して関係を持つ人を強く意識した制度です。
毎週の授業、日常的な支援、継続利用者への対応のように、繰り返し関わる関係では、信頼関係も生まれやすい一方で、リスクも高まります。
そのため、単発の来訪者より、反復・継続してこどもに接する立場の人が対象になりやすいという整理になります。
つまり、日本版DBSの対象従事者は、肩書で決まるのではなく、
支配性・閉鎖性・継続性を伴う形で、こどもに直接関わる業務に就くかどうか
で判断するのが基本です。
例えるなら、名簿に名前があるかどうかではなく、実際にこどもの前に立ち、継続して、見えにくい場面を含めて関わる人かどうかを見る制度です。
要するに、対象従事者の範囲は、
こどもに対して優位な立場で、外から見えにくい場面を含み、継続的に関わる業務に従事する人
と整理すると分かりやすいです。
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