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質問:ジギョケイのロゴマークを掲示するメリットは?対外発信で向上する企業価値と取引先からの信頼について

回答

ジギョケイのロゴマークを掲示するメリットは、「この会社は防災・減災に取り組んでいる」と外部に分かりやすく示せることです。
中小企業庁は、認定事業者に対しロゴマークの使用を認めており、そのロゴ自体も「信頼」「安心」をイメージした制度のシンボルとして位置づけています。対外発信に使うことで、企業価値の見える化や取引先からの信頼向上につながる意味があります。


解説

1. ロゴマークは「認定を受けた事実」を見える化する道具

事業継続力強化計画の認定を受けた事業者は、中小企業庁の案内に基づき、認定ロゴマークを自社の広報活動や販売活動に使用できます。つまり、このロゴは単なる飾りではなく、公的な認定を受けていることを外部に示すための道具です。中小企業庁の使用規約でも、ロゴマークは防災・減災に向けて取り組む企業への「信頼」「安心」をイメージし、制度のシンボルとして活用するために作成されたと明記されています。

事業主の感覚で言えば、これは「うちは備えています」と口で説明するだけでなく、一目で伝わる形にできる点が大きいです。
たとえるなら、資格証や認証マークを名刺や店舗に掲示するのと同じで、説明を始める前に一定の安心感を渡せる役割があります。

2. 対外発信で企業価値が上がる理由

ロゴマーク掲示の本質的なメリットは、防災・減災の取組を“社内の努力”で終わらせず、“社外に伝わる価値”へ変えられることです。2025年の中小企業庁の研究会取りまとめでは、ジギョケイ策定について取引先からの信頼性向上などの対外的効果を拡げていく必要性が示され、認定の価値を高めることで企業の取引上の信頼性や社会的評価向上につながる土壌を作るという方向性が示されています。

つまり、ロゴマークの掲示は「認定を受けました」という事実の表示にとどまりません。
この会社は、災害時や緊急時にも事業を止めにくくする努力をしている会社だという印象につながりやすく、それ自体が企業価値の一部になります。とくに今は、価格や品質だけでなく、供給継続性や危機対応力も見られる時代なので、その意味は小さくありません。

3. 取引先からの信頼につながる理由

取引先が気にするのは、平時の取引条件だけではありません。
災害、感染症、サイバー攻撃などが起きたときに、この会社はどこまで持ちこたえられるかも重要です。中小企業庁の検討資料でも、ジギョケイ策定によって取引先からの信頼性向上という対外的効果を挙げる事業者が多いことが示されています。また、制度創設時の資料でも、認定企業にロゴマークの使用を認めることで、対外的に事業継続力強化の取組を認知できる環境を作るとされています。

これは実務的にも分かりやすい話です。
たとえば、同じような商品やサービスを扱う会社が2社あるとして、一方が事業継続への備えを見える化していれば、発注側は「こちらの方が止まりにくそうだ」と感じやすくなります。もちろんロゴだけで受注が決まるわけではありませんが、信頼の入口としては十分意味があります。

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4. どこに掲示すると効果的か

中小企業庁は、認定事業者がロゴマークを広報活動や販売活動に使えるとしています。したがって、実務上は次のような場所に掲示するのが自然です。
自社ホームページ、会社案内、名刺、提案資料、展示会パネル、パンフレット、メール署名、採用資料などです。これらは、取引先や見込み客、金融機関、採用候補者の目に触れる場所であり、「備える会社」であることを自然に伝える接点になります。

特にホームページでは効果が出しやすいです。
なぜなら、ロゴだけで終わらせず、「なぜ認定を取得したのか」「どのような備えに取り組んでいるのか」を短く添えることで、単なる掲示から企業姿勢の発信に変えられるからです。ロゴは看板、説明文は中身、という関係です。看板だけより、中身まである方が信頼されやすいです。

5. ロゴマーク掲示は採用や社内浸透にも効く

2025年の研究会取りまとめでは、今後発信すべき対外的評価として、取引上のメリットだけでなく、採用、社員教育、業務効率の向上につながった事例も挙げていく方向性が示されています。つまり、ロゴマークの価値は営業や受注だけではなく、「きちんと備える会社」という企業像づくりにも関係します。

求職者から見ても、危機対応を軽視しない会社は安心材料になりますし、従業員にとっても「会社として備えを進めている」と分かることはプラスです。
社外向けの発信でありながら、結果として社内の意識統一にもつながる点は見逃せません。

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6. ただ掲示するだけでは弱い

もっとも、ロゴマークは貼れば自動的に信頼が生まれる魔法のマークではありません。
中小企業庁の近年の議論でも、今後は画一的な公表ではなく、取組内容や継続状況に応じて付加価値を高める工夫が必要だとされています。これは裏を返すと、単に認定を取ってロゴを載せるだけではなく、実際にどう取り組んでいるかが重要だということです。

そのため、ブログやホームページでは、
「認定取得済みです」
だけで終えるより、
「災害時の連絡体制整備」「停電対策の見直し」「重要業務の継続方針整理」
など、実際の取組と一緒に見せる方が強いです。
ロゴは入口、信頼を深めるのは中身です。


まとめ

ジギョケイのロゴマークを掲示するメリットは、防災・減災に取り組む企業であることを一目で示せることです。中小企業庁も、ロゴマークを「信頼」「安心」をイメージした制度のシンボルと位置づけ、認定事業者による広報活動・販売活動での使用を認めています。さらに近年の中小企業庁の検討でも、ジギョケイ策定は取引先からの信頼性向上社会的評価の向上といった対外的効果が期待されるものとして整理されています。

つまり、ロゴマークは単なるデザインではなく、「備える会社」であることを見える化する信用表示です。
ホームページや会社案内などで上手に使えば、企業価値の発信にも、取引先からの信頼形成にもつながります。


ご相談をご検討の方へ

事業継続力強化計画は、認定を受けることだけでなく、その後どう発信し、どう企業価値につなげるかで見え方が変わります。
「認定取得後にホームページでどう見せるか」
「ロゴマークをどこに掲示すべきか」
「取引先への説明材料としてどう整えるか」
まで含めて整理したい場合は、計画策定とあわせて進めると効果的です。

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